スムーズに看護記録を作成するために

患者の病状や健康状態などを他のスタッフに伝えたり、日々の看護業務に役立てたりするうえで看護記録は重要なものです。しかし、若手の看護師の中には、上手く看護記録をまとめられないと悩んでいる人も少なくありません。特に、病棟で複数人の患者を担当する場合には、同時並行でいろいろな患者の看護記録を書かなければならず、経験が少ない看護師は戸惑ってしまうようです。ですから、そうした問題を解決するためには、頼りになる先輩看護師に看護記録の書き方をアドバイスしてもらったり、文章の表現や用語の使い方などを勉強したりすることが大切です。

また、医療機関によっては、新人の看護師が無理なく業務をこなせるようにマンツーマンで研修を行っているところもあり、看護記録の書き方についても研修内容に含まれていることがあります。ですから、看護記録の書き方で悩まないためには、就職活動中に複数の医療機関の研修制度について詳しく調べたり、転職や就職フェアに積極的に参加して、担当者に新人看護師のサポート体制について質問してみましょう。

ちなみに看護記録に限って言えば、日ごろから職場内で同僚と看護のあり方やそれぞれの患者の状態について意見交換をすることも有効です。その他、時間に余裕があれば、仕事終わりや休日を使って各地で行われている看護師向けの勉強会に参加をして、仕事に役立つポイントを学ぶのもいいでしょう。そうすれば客観的に患者の様子を分析できるようになり、看護記録も書きやすくなるかもしれません。